益田赤十字病院初期臨床研修プログラム

プログラムの目的と特徴

(1)目的
患者をひとりの人間として尊重し、プライバシーに配慮した全人的な診療を行うために必要な基本的な知識、技術を修得しつつ、医療安全・チーム医療へ理解も深めていく。
さらにプライマリーケアや地域保健医療の必要性を認識し、医師としての深く豊かな人間性と人格を涵養することを目的とする。
(2)特徴
当院は病病・病診連携を図りながら益田圏域の中核病院として急性期医療を展開していることを踏まえて、当院臨床研修プログラムにおいては、内科、外科、小児科、精神科、産婦人科、救急部門及び地域医療が必須項目であるが、当院の診療科全ての科で研修が出来るシステムとしており、さらに将来各個人の専門分野での診療及び学会認定医を目指すための必要事項の基本的要素をみたすように研修目標を設定している。
また当院は、救急部門、循環器科、腎疾患(透析)、消化器疾患、血液疾患、糖尿病、整形における関節分野、周産期医療を含め急性期、高度専門医療を主たる役目としている。
また、周辺地域に総合的な病院の少ない状況を踏まえ、病病・病診連携の強化を図っており、この方面でも積極的に研修するシステムとしてプログラムを作成している。

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益田赤十字病院・研修医室

研修内容、未来を担う若者達

研修医室Facebook・Instagram
FacebookとInstagramで臨床研修の様子を発信しています。
当院は救急から総合診療まで幅広い疾患を経験でき医師としての基礎、総合力を養うことができる環境です。
是非のぞいてみて下さい。『いいね』お待ちしております!

病院の概要

病床数 284床
医師数 59名
診療科23科
内科 呼吸器内科 消化器内科 血液内科 内分泌・代謝内科 膠原病リウマチ内科 脳神経内科 循環器科 小児科 外科 消化器外科 脳神経外科 整形外科 皮膚科 泌尿器科 産婦人科 耳鼻いんこう科 眼科 放射線科 麻酔科 歯科口腔外科 救急科 病理診断科
1日平均入院患者数244人
1日平均外来患者数651人
救急患者7,187人
救急車年間3,075台
分娩数261件

令和5年度実績

研修スケジュール

初期臨床研修プログラム
益田赤十字病院初期臨床研修プログラム(定員12名(6名/年))
益田赤十字病院において2年間の研修を行う。

年次4月5月6月7月8月9月10月11月12月1月2月3月
1年目 内科(24週)救急(12週)選択必修科(16週)
2年目 地域
(4週)
選択科(48週)
年次1年目2年目
4月内科(24週)地域(4週)
5月選択科(48週)
6月
7月
8月
9月
救急(12週)
10月
11月
12月
選択必修科(16週)
1月
2月
3月

救急部門12週(麻酔救急4週+高知赤十字病院、島根県立中央病院、松江赤十字病院の救急にて4〜8週または麻酔救急4週+2年間の当直・日直で8週分とする)
選択必修科:外科、産婦人科、小児科、精神科を4週ずつ。精神科については医療法人正光会松ヶ丘病院で研修。
地域医療:津和野共存病院、雲南市立病院、益田医師会病院、隠岐病院 いずれかで4週。
選択科:当院の他、島根大学医学部付属病院、松江赤十字病院、浜田医療センター等でも12週以内で研修ができる
(益田保健所、島根県赤十字血液センターの地域保健施設においても併せて研修を行うことができる)

プログラムの管理体制
益田赤十字病院臨床研修管理委員会(委員長:副院長)が、益田赤十字病院臨床研修実施要項に基づいてプログラムの管理運営を行う。
指導体制
指導医1名につき研修医3名までを指導することを原則とする。
メンター(心理面の援助等):副院長の月1回の面談・相談を行う。

プログラム責任者からのメッセージ

益田赤十字病院 副院長 米井 徹

益田赤十字病院 副院長
米井 徹

2年間の初期研修期間は臨床経験を着実に積み重ね、臨床医としての基礎を築く最も重要な時期です。プライマリ・ケアを実践し重要かつ必要な疾患を自主的、積極的に経験し、それを要領よくまとめてレポートを書き上げて保存しておけば今後の臨床力を高めてゆくための貴重な財産となります。
当院は益田地域の基幹病院であり、内科系、外科系とも豊富な経験ができるものと確信しておりますが、ただ単に数が多ければ良いというものではありません。多量に詰め込みすぎて消化不良を起こしたり、忙しすぎて体調を崩したり、ストレスの原因となっては元も子もありません。各研修医の率直な意見と研修目標、また指導医の指導目標をそれぞれ十分に聞きながら、きめ細やかなオーダーメイドの研修を行ないたいと考えています。
暖かな気候と温かな人間に恵まれ、食べ物の美味しい益田へぜひおいでください。