特定の臓器や疾患に限定することなく幅広い視野で診察を行う診療科です。どの診療科を受診すればよいのか分からない患者さんに対して、最初の受診窓口としての役割を担います。より専門的な治療が必要な場合は、各科と連携しながら治療を進めていきます。
呼吸器感染症、気管支喘息、肺気腫、びまん性肺疾患、慢性呼吸不全肺癌、肺結核、気胸、膿胸、胸膜炎気管支喘息について、下記による診断と治療を行っています。
○ スパイロメーターや血液検査を用いた診断、ピークフローメーターと喘息日誌を用いた場合の治療。
○ 胸腔鏡(気管支内視鏡)による肺病変の診断。
○ 胸腔鏡を用いて病変の組織や洗浄液を採取し病理学的な診断。
○ 睡眠時無呼吸患者の診断と治療。
○ アプノモニターによる無呼吸患者の診断とバイパップによる治療。
当科は益田地区の消化器病拠点病院として、消化管癌、炎症性腸疾患などの胃腸疾患をはじめ、慢性肝炎、肝硬変、肝癌、胆石症、膵癌などの疾患を含め、幅広い消化器疾患を診療対象として受け入れています。
当院、消化器内科で行っている主な検査、治療
《 消化管疾患 》
主な検査内容としては、上部・下部内視鏡検査、小腸内視鏡検査があげられ、食道癌、胃癌、大腸癌、早期発見に努めています。早期食道癌、胃癌、大腸に対し内視鏡的切除による低侵襲な治療を積極的に行っております。また消化管出血患者の緊急内視鏡的検査も対応しております。
《 肝疾患 》
血液検査や腹部画像診断(腹部超音波検査、CT検査など)により肝疾患の診断および治療を行っております。C型慢性肝炎、B型慢性肝炎や自己免疫性肝炎等の疾患に対し最新の診療を提供できるよう努めております。肝癌に対してはラジオ波焼灼療法、肝動脈塞栓療法や分子標的治療薬を用いた集学的治療を実践しています。
《 胆道・膵臓疾患》
胆道疾患(胆石症、胆嚢炎、胆管炎、胆道系腫瘍)・膵臓疾患(急性膵炎、慢性膵炎、膵腫瘍など)の超音波・内視鏡をはじめとした画像診断および治療を行っております。
質の高い医療技術を基盤とした全人的な医療を目指してまいります。
近年、糖尿病と強く疑われる人及び糖尿病の可能性が否定できない人の人数が増えてきております。そして、それとともに糖尿病の診断基準の変更、HbA1cのNGSP値への標準化等、我々糖尿病診療に従事する側の知識や対応にも変化が求められてきています。
また、続々と新薬も登場してきており、単剤では低血糖を起こさない、インスリン分泌促進薬も使用できるまでになりました。かつては、その存在のみ判っていたタンパク質(GLP-1)の皮下注射製剤も使用できるまでに、医療技術が進歩してきました。
しかし、この薬物療法が進歩するあまり、基本である食事療法の重要性を見失いはしないかと、危惧している所もございます。
糖尿病診療におきましては、個々の患者さんの生活習慣・家族背景・業種及び嗜好等の様々な事象に目を向ける地道さが重要であることも変わりはありません。
当院では、最新の糖尿病治療(GLP-1製剤、CSⅡ治療及び持続血統モニタリング等)を導入しながらも、患者さんに対する地道な”聞き取り”や”関わり”を失うことがないように、日頃より日常診療に従事しております。
このために、糖尿病看護療法指導を立ち上げ、糖尿病友の会行事も定期的に開催し、教育入院も適宜開催するように継続している所でございます。
今後も一人一人の患者さんのニーズにお応えすることを大切にし、更に必要であれば、御家族の方々にも治療への協力をお願いするような、「寄り添う医療」をモットーとして、地域医療に貢献したいと考えております。
糖尿病症例でお困りの患者様などおられましたら、いつでも気軽にご連絡を頂きますよう、宜しくお願い致します。
主に血液疾患、自己免疫疾患(膠原病)を専門に扱っています。
血液疾患、自己免疫疾患は比較的稀な疾患であり、患者様の数は多くありませんが、診断・治療が難しく専門的な診療が必要です。
当院は無菌室1室、準無菌室1室を備えており、白血病やリンパ腫、骨髄腫などの造血器悪性疾患の化学療法を行い、必要であれば自己造血幹細胞移植療法などの先端医療を行っています。再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病、膠原病(慢性関節リウマチ、全身性エリテマトーデス、シェーグレン症候群など)等の難病の診断・治療にもあたっています。
専門診療の他にも一般内科患者の診療にも各専門科と連携しながら行っております。
益田市のみならず鹿足郡、浜田市三隅町、山口県萩市など広い範囲から患者様を御紹介していただいております。
島根大学、国立病院機構浜田医療センター、山口大学、広島大学、広島赤十字・原爆病院などの血液・膠原病科と連携をとりながら必要があれば御紹介させていただいております。
骨髄移植推進財団(骨髄バンク)の調整医師もしており、ドナー様の検診等も請け負っております。医員数は少ないですが都市部に劣らない医療を提供しようと日々精進しております。また一般の方には理解しにくい疾患ですので病状の説明にはできるだけ時間を割くようにしています。
検診で貧血や白血球、血小板の異常を指摘されたり、血が止まりにくい、熱がなかなか下がらない、リンパ腺が腫れ続けているなどの症状がある方はご相談ください。また急患の場合は外来日以外でも診療させていただきますので、開業医の先生方も遠慮なく御紹介ください。
膠原病リウマチ内科では、関節リウマチをはじめとする膠原病全般の診療を行います。
膠原病はさまざまな臓器がおかされる全身性疾患であり適切なタイミングで適切な治療を行うことがとても重要です。近年、膠原病領域では抗体製剤を含めた新しい治療が用いられるようになり、多くの疾患で寛解と呼ばれる疾患が落ち着いた状態を治療目標とすることができるようになりました。私たちは、地域のかかりつけ医の先生とも連携しながら、最適な治療を安心して受けていただけるよう努めて参りたいと考えています。
天野 和寿
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
岡本 栄祐
日本消化器病学会 消化器病専門医
日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
日本肝臓学会 肝臓専門医
日本内科学会 総合内科専門医
園山 浩紀
馬庭 泰久
日本血液学会 血液専門医
又賀 建太郎
山口 祐貴
田部 諒
田部 佳奈子
正林 督章
鈴木 貴之
高野 育子
福島 俊太朗
日本小児科学会 小児科専門医
鈴木 真紀
日本内科学会 内科専門医
桐木 開成
角 昌樹
遠藤 孝真
川本 さやか
木村 碩達
小松原 悠生
髙橋 壮太
岡﨑 智哉
小田 慧
酒井 虎之助
角 友博
安田 優人
横堀 大地