益田赤十字病院の基本理念である、「人道を尊び、地域の方とともに良質な医療を目指します」を基に、島根県西部でこの先ずっと安全で質の高い医療の提供ができるよう、臨床工学技術課としても持続可能な組織づくりを日々考えています。また、急性期病院で働く臨床工学技士として365日24時間対応するため、早番業務や当直業務を実施しています。この地域の背景や現状に即し、臨床工学技士としての役割と責任を果たしていきたいと思います。
臨床工学技術課は医療現場における様々な医療機器の操作、管理、保守点検を担当する部署です。現在、臨床工学技士7名で業務をローテーションし一人一人がジェネラリストとして責任感を持ち日々の業務に取り組んでいます。また令和5年度から当直体制を取り、24時間体制で緊急事態へ即座に対応し患者の安全と医療スタッフの支援を行っています。
人工透析は、腎機能が低下した患者様に対する治療法の一つです。透析室は33床(うち個室1床)。私たちはシャント穿刺、治療準備や回収、コンソールの保守点検等を行っています。
また、急性腎不全患者に対するCHDF、PEやPA等のアフェレシス、腹水濃縮等も行い病態に合わせた治療を安全にできるよう力を入れています。
心臓カテーテルはカテーテルを用いて心臓の血管等の検査、治療を行う手技です。私たちはポリグラフ、IVUS、除細動器等の操作、IABPやPCPS等の補助循環の操作、管理を行っています。また、清潔野で医師の介助も行い安全かつ円滑な医療の提供に努めています。
ペースメーカーは徐脈に対する治療機器の一つです。植え込み時や退院時のチェック、外来でのフォローアップを主に行っています。
また、近年の在宅医療への移行に即し、遠方に住んでいる患者様の遠隔でのフォローアップも行い地域医療に貢献しています。
輸液ポンプ、シリンジポンプ、人工呼吸器など様々な機器を医療機器管理ソフトで中央管理しています。
中央管理により購入廃棄、医療機器の所在や点検状況等、業務を一元管理できより効率よく運用、トラブル対応を行うことができます。
また、人工呼吸器は使用中点検を行い、安全かつ適切な使用をできるよう努めています。
新人への教育をはじめ、輸液ポンプや人工呼吸器等のスタッフへの研修を定期的に行い職員一人一人への知識の普及に貢献しています。
臨床工学技術課は幅広い知識と専門性が必要であるとともに患者様、多職種との関わりが多い課です。日々新たな経験ができ、覚えることの多さや、責任感を実感し大変だと感じますが、その分できることが増える度にやりがいを感じています。また、当直も始まり振替休日等もあるためプライベートも充実しています。
08:15 | 出勤 |
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08:30 | 透析穿刺 |
09:00 | 心臓カテーテル検査 |
12:00 | 休憩(45分) |
12:45 | 透析業務 |
14:00 | 終礼 |
15:00 | 緊急心臓カテーテル治療 |
17:00 | 退勤 |
08:15 | 出勤 |
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08:30 | 透析穿刺 |
09:00 | 呼吸器グランド |
10:00 | 朝礼 |
10:30 | 手術室機器点検 |
11:00 | 輸液ポンプ点検 |
12:00 | 休憩(45分) |
12:45 | 救急車点検 |
14:00 | 終礼 |
15:00 | 医療機器点検 |
16:00 | 透析業務 |
18:00 | 透析洗浄 |
19:00 | 休憩(45分) |
19:15 | 医療機器点検 |
20:00 | 院内でオンコール待機 |
〜翌日〜 | |
06:00 | 透析準備 |
08:15 | 透析穿刺 |
09:00 | 退勤 |
*毎日10時と14時に朝礼と終礼を設け、課内の情報を共有しています。
退勤後は益田川の河川敷などをランニングしたりしています。また休日は約2時間で広島に行けるためよく遊びに行っています。