益田赤十字病院 院長
木谷 光博
医療を取り巻く環境は年々厳しくなっています。地域医療構想では、入院機能の分化が求められており、当院は、急性期・高度急性期病院として地域に貢献したいと考えています。
また病院においても病院の力のみでは存続は困難な時代になります。病院間の連携・介護との連携を常に考えながら病院の運営を行う必要があります。益田圏域では、当院を中心として医師会病院・津和野共存病院・六日市病院の間に医療連携協定を締結し、この圏域に貢献を続けたいとの気持ちで医療における様々な相互支援を行うこととしました。介護施設との連携も今後一層充実させていく必要があると考えています。医療は、介護や教育とともに地域の存続に不可欠なインフラで、次の世代にこの病院を引き継いでいくことを念頭に病院を運営してまいりますので、皆様方のご支援ご協力をよろしくお願いします。
地域医療支援病院として、医療の機能分担を推進します。
かかりつけ医からのご紹介をいただき、症状の落ち着いた方はかかりつけ医へ逆紹介させていただきます。
救急告知病院として、救急患者の受け入れを積極的に行います。
がん診療連携推進病院として、緩和医療、化学療法、手術療法の充実を図ります。
脳卒中・心筋梗塞・糖尿病・小児医療・周産期医療・血液透析・運動器疾患など重要な疾患において圏域での当院の役割を果たします。
災害拠点病院として、災害発生時には、DMAT・赤十字救護班の派遣など積極的に救護活動を行います。